韓国の化粧品輸出が2025年3四半期までに累計85億ドルに達し、3四半期基準で過去最大を更新した。食品医薬品安全処が10月2日に発表した。
これは前年同期比14.9％増で、2023年1年間の輸出額（85億ドル）をわずか9カ月で超えた。3四半期単独の輸出額も前年同期比17.5％増の30.2億ドルで、四半期ベースで過去最高を記録。2月以降は毎月過去最高を更新し、9月には初めて月間輸出額が11億ドルを突破した。
国別では米国向けが16.7億ドルで全体の19.6％を占め、初めて最大輸出国となった。5年間で2倍以上の増加となり、前年同期比でも2.6億ドル伸びた。これまで圧倒的だった中国は15.8億ドルで2位に下落し、前年同期比で11.7％減。2004年に最大輸出国となって以来、2021年には全体の50％を占めたが、今年は初めて10％台に落ち込んだ。日本は8.2億ドルで3位につけた。
品目別では基礎化粧品が63.2億ドルと最も多く、次いでメイクアップ化粧品11.6億ドル、ボディ・洗浄用品4.2億ドルの順。特に基礎化粧品の増加が輸出拡大をけん引した。食薬処は「世界市場で韓国化粧品が円滑に進出できるよう支援し、消費者が安心して使える高品質な製品の供給に最善を尽くす」とコメントした。
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