2024 年 12月 27日 (金)
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K-コンテンツの源泉「ウェブトゥーン」輸出本格化にはこの技術

  現場ルポ  

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◇テキストを抜き取って翻訳

K-コンテンツの源泉「ウェブトゥーン」輸出本格化にはこの技術があった。「2週間かかった翻訳を10分以内に終わらせますが、完成度はより正確です。費用も少なくなります」

言語AI(人工知能)企業「ブレーンベンチャーズ」のキム・ウォンフェ代表はウェブトゥーン自動翻訳技術について「K-コンテンツの海外でのサービス展開が容易になる道が開かれた」と話す。

「メタファー」と呼ばれるブレーンベンチャーズのこのサービスは、ウェブトゥーンにあるテキストをAIが翻訳し、そのまま載せる技術。これまでのウェブトゥーン翻訳本は、手作業で吹き出しからテキストを抜き取って翻訳し、貼り直すという三つのプロセスを経る必要があった。人がやっていたことをAIがやってみると、10分の1から50分の1の費用で、1000分の1の時間内に結果を導き出すことになった、というわけだ。

キム代表が強調するのは正確さだ。人がやれば、同じ単語を違った形で翻訳する場合がある。メタファーはその可能性がない。一貫した翻訳で物語の流れを維持するということだ。

自動翻訳の限界も越えた。例えば、「本当にぐずぐずしているな……」という台詞を、英語ではさまざまな方法で訳される。一方、メタファーは「You’re dragging your feet…」に台詞を移す。直訳すると「足を引きずっている」という意味で、原文に最も近い翻訳だ。

◇現地に合う翻訳

こうした技術でブレーンベンチャーズは6月、新韓銀行とKTが参加した優秀技術スタートアップで1等賞を受賞した。

KTが投資したウェブトゥーン専門企業ストーリーウィズと手を取り、グローバル市場進出を模索している。

最近、「パラサイト 半地下の家族」に続き、「イカゲーム」までK-コンテンツが世界的に認められているのは、現地に合う翻訳が大きな貢献をしたという評価だ。その源泉になるウェブトゥーンが簡単に翻訳されれば、K-コンテンツの地位がいっそう高まるものと予想される。

メタファーの根幹となる「自然語処理技術」は活用度が高い。日常での言語を解釈する能力があるからだ。

例えば、Cホテルの売り上げが減っているならば、AIがコメントをレビューする方式で「清掃状態が不良だ」「レストラン肉の味が硬い」「道路交通が悪くなった」のような分析をすることができる。論述試験や自己紹介書を分析して評価するほど水準が高い。

キム代表は「トリプルメスという技術とビッグデータ、演算が優れた人工知能モデルで可能になった。感性評価まででき、多様な産業で活用度が高い」と話した。

◇技術交流の機会、逃さないで

良い技術があっても成長するのが難しいスタートアップ生態系で、ブレーンベンチャーズが海外進出の足場を用意するまで、韓国経営革新中小企業協会(メインビズ協会)のスマートサービス「アイコン(i-CON)」が大きな力になった。

2020年創業したブレーンベンチャーズは、アイコン課題推薦プログラムを通じて翌年、創業成長技術開発(R&D)の課題に選定された後、バリューアップに成功した。

キム代表は「メインビズ協会の研究開発支援を受けた後、韓国電子展出品と技術広報展示の機会を得た。成長しようとする企業ならば、このような支援を通じてセミナー参加と技術交流の機会を逃してはならない」と話した。

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