2024 年 7月 27日 (土)
ホームエンターテインメント「K-コンテンツ天国」に行ってみた (下)

「K-コンテンツ天国」に行ってみた (下)

  現場ルポ  

韓国観光広報館「ハイカーグラウンド」に展示された作品©NEWSIS

◇クォン・オサンの作品

さらに上の階に上がると、作家クォン・オサンの作品が目に留まる。G-DRAGONやユ・アインら韓流スターの写真で作った彫刻で有名だ。

展示場には、ユ・アインの胸像3点、韓国の5大地域祭りをテーマにした「祝祭」が展示されている。晋州南江流灯祭り、金堤地平線祭り、華川ヤマメ祭り、安東国際仮面舞フェスティバル、保寧マッドフェスティバルの五つからインスピレーションを得て、一つの作品としている。

「ハイカーグラウンド」を訪れていたクォン・オサンは、ユ・アインの胸像について「さまざまな角度から写真を300~400枚撮って作業した。作品1点当たり約150枚の写真を使ったのではないかと思う」と振り返った。「祝祭」は関しては「多様な人たちが見て、撮って、描いた祝祭のイメージが、地球から宇宙に浮かび、一つになる。そんな様子をよく思い描く」と話している。

「ハイカーグラウンド」に設置された「ハイカータワー」に映像が流されている©NEWSIS

◇目の前に俳優が現れ…

隣の空間には、AR・VR技術を使った展示体験空間「ドラマチックトリップ」がある。

スマートグラスをかける。すると、韓流映像コンテンツに登場する韓国の観光スポットを、まるでそこにいるかのように、リアルに体験することができる。

ドラマ「海街チャチャチャ」を選ぶ。スマートグラスをかけると、青い空と広い海が広がった。そして、目の前に俳優イ・サンイが現れ、話しかけてきた――まるでドラマの中に吸い込まれた気分だった。

「ハイカーケーブ(HiKR CAVE)」という施設では、観光都市とウェルネスツーリズムを、映像、音響、照明、香りといった五感で体験できる。

クレパスで灯籠を描いてスキャンすると、その灯籠を「流灯祭り」で浮かべることができる。

韓国観光公社ソウルセンターに設けられた韓国観光広報館「ハイカーグラウンド」©NEWSIS

観光公社観光産業本部のイ・ハクジュ本部長は次のように話している。

「韓流がグローバル市場全体で大旋風を巻き起こし、ファンダムを形成している。ところが、いざ韓国に来ても、韓流やK-コンテンツを体験できる場所は多くない。ハイカーグラウンドは1年以上をかけて作り上げた場所で、清渓川にとてもマッチしている。外国人観光客が頻繁に訪れる名所になるのは間違いない」

©NEWSIS

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