2026 年 3月 7日 (土)
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Kカルチャーの源流を語る…韓国・国立中央博物館長が明かすBTS・BLACKPINK成功の背景

ユ・ホンヨン国立中央博物館長(c)news1

「BLACKPINKやBTSを見ると、驚くほど韓国の伝統文化のエッセンスをすくい取り、世界の舞台に広げている。その手腕は人文学的想像力でも追いつけないほどだ」

韓国・国立中央博物のユ・ホンヨン館長は23日、ソウル市内で開かれたフォーラムで講演し、韓流ブームの背景についてこう語った。

ユ・ホンヨン氏は、BLACKPINKやBTSの活動に触れながら、韓国の伝統文化が自然に溶け込んでいる点に注目。「最近の若い世代は、どこまでが世界的でどこまでが韓国的かという境界を設けていないように見える」。こう指摘し、その自由な感覚こそが世界的な広がりを生み出したとの見方を示した。

かつて韓国社会に存在した文化的劣等感についても言及し、「成長してきたMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)には、そうした感情がなかったようだ」と述べた。若い世代が自国文化に対する自負心を持ち、それを自然体で表現していることが、韓流成功の重要な要因だという分析だ。

さらにユ・ホンヨン氏は「Kカルチャーの要素には韓国の歴史と文化が息づいている」と強調。国立中央博物館がKカルチャーの“根”として、いわば製品の原点を提供する役割を担っていると説明した。

その具体例として、HYBEとの業務協約締結や、BLACKPINKと連動したライティングイベントの展開、さらにKフードと連携した企画「私たちの食卓」などを挙げた。博物館が現代文化と積極的に接点を持つことで、伝統と大衆文化を結びつける基盤を築いているという。

自身については「博物館主義者」と表現。「国立中央博物館長になるはるか以前から博物館主義者だった」と語り、博物館は地域の文化的アイデンティティーを示す中核機関だという信念のもと、各地の博物館や美術館の設立を主導してきたと振り返った。

また「博物館と美術館の権威と品格は所蔵品から生まれる」と述べ、十分な購入予算の確保と寄贈文化の重要性を強調。国宝や、約1万件・2万3000点に及ぶ「イ・ゴンヒ・コレクション」の寄贈を代表例として挙げた。

(c)news1

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