韓国で今年から米アップルのスマートフォン「iPhone」が国家・公共機関・法人などで業務用スマートフォンとして使えるようになる。韓国でのiPhoneに対する需要が高まり、情報機関の国家情報院がiPhone用「モバイル機器管理」(Mobile Device Management、MDM)製品の保安基準を整えたからだ。
MDMはセキュリティを目的に、業務用スマートフォンやタブレットPCを管理するソリューションだ。特定区域で▽通話▽インターネット▽録音▽カメラ撮影――などの機能を制限するもの。
現在、iPhoneはMDMの設置ができず、国家・公共機関で業務用に使えない。これまでサムスンのギャラクシーフォンのように汎用性に優れたグーグルアンドロイドの携帯電話が業務用フォンとして使われてきた。
だが、最近、業務用にiPhoneを使いたいという声が相次ぎ、国情院はアップル・MDM技術開発企業と協議した後、iPhone用のMDM方針を作成した。
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