
韓国の女性歌手HYNN(パク・ヘウォン)の新曲「氷点下」のミュージックビデオが、AI(人工知能)技術を駆使して制作されたことで大きな注目を集めている。
このプロジェクトには、ハリウッドで活躍し昨年エミー賞を受賞した若手モーショングラフィックデザイナーのキム・グリュンが参加。自身のYouTubeチャンネルを通じて制作過程を公開している。
「氷点下」のミュージックビデオは、広大な雪原を背景とし、日本映画「ラブレター」を思わせる温かくも切ない雰囲気が特徴だ。叙情的な映像美を強調しつつ、AIを活用して主要シーンを効果的に表現した。
キム・グリュンは「雪に覆われた小屋、カメラを一度見つめて去る鹿、つららが落ちる繊細なカットなどをAIで制作した」と説明。特に撮影が難しい鹿のシーンでは、AIの力で効率的な制作を実現したという。
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