2024 年 9月 8日 (日)
ホーム経済EVで世界を魅了した現代自動車…「高性能」ブランドでさらなる挑戦

EVで世界を魅了した現代自動車…「高性能」ブランドでさらなる挑戦

アイオニック5Nがドイツ・ニュルブルクリンクのノルトシュライフェサーキットを走行している(現代自動車ホームページのキャプチャー)(c)news1

韓国の現代自動車・起亜自動車が従来、追求してきた内燃機関自動車ではなく、高性能電気自動車(EV)に目を向けている。「ファーストムーバー(市場に初参入するプレーヤー)」戦略を展開し、最初のEV専用プラットフォームであるE-GMPプラットフォームベースのモデルが市場で高い評価を受けている。

現代自動車グループのチョン・ウィソン会長は、英国で今月13日に開かれる「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(Goodwood Festival of Speed )」に参加するという。現代自動車は高性能EV「アイオニック5N」を公開する場に同フェスティバルを選んだ。

現代自動車のNブランドは、BMWのMやメルセデス・ベンツのAMGのように現代自動車の高性能サブブランドで、アイオニック5NはNブランド初の電気自動車だ。チョン会長が新車発売イベントを訪れるのは、新型コロナウイルス以前の2018年、「コナ」の中国型モデルNCNOの発表以来。それだけアイオニック5Nにかける期待が大きいということだ。

現代自動車のプレミアムブランド「ジェネシス」も高性能電気自動車を準備している。ジェネシスはすでにスポーツカータイプのコンセプトカー「エックス」トリロジー(エックス・エックスクーペ・エックスコンバーチブル)シリーズを販売している。

パワートレインについては知られていないが、スポーツカータイプを見せるため、性能に対する期待も大きい。現代自動車は米国特許庁に2ドア電気自動車用シャーシ特許を出願するなど量産準備に突入しているようだ。

起亜自動車でも準大型級電気スポーツカープロジェクトを進めている。

プロジェクトGT1では現代自動車・起亜自動車の新たな電気自動車プラットフォーム(eM)を活用し、600馬力以上の高出力、700㎞以上の1回の充電走行距離などになるものと予想される。「スティンガー」のEV後続モデルになると予想されるが、走行性能で海外で人気が高かったスティンガーの名声を継続するものとみられる。

(c)news1

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