「メタバースが必要とする3拍子をすべて備えたCOM2USこそ、グローバルメタバースをリードする唯一無二の適任者だ」。韓国モバイルゲーム会社「COM2US」のソン・ジェジュン代表は25日、ソウル・汝矣島のコンラッドホテルで開かれた「COM2VERSE メディアデー」行事でこう述べ、同社のメタバースにおける高い技術力を誇示した。
メタバースの核心は、仮想空間に多くの人を収容できるようにする技術力、その空間で実生活のような人生を送ることができるようにするコンテンツ、メタバース生態系参加者と共に空間を作り出す脱中央化価値――ソン代表はこう強調した。そして、同社独自のメタバースプラットフォーム「COM2VERSE」こそが、その価値を実現できると訴えかけた。
◇「COM2VERSEは単なるプラットフォームではない」
COM2VERSEは今年4月、COM2USが系列会社「WYSIWYG Studios」「NP」などとともに設立した合弁法人だ。来年第1四半期に仮想空間にオフィスやコンベンションセンターを構築し、2024年第1四半期に一般に公開し、本格的なサービスを開始する予定。
COM2VERSEのイ・ギョンイル代表は同日、「ゲーム開発を通じて確保した技術力を基礎に、2D中心のインターネット環境を、COM2VERSEにより3Dに拡張する」と明らかにした。実生活のすべての活動がCOM2VERSEでも実践する形とする。ここでのアバター活動を「メタブラウジング(Metabrowsing)」と命名した。
COM2VERSEは一方的にコンテンツを提供するプラットフォームではなく、インフラとして役割を果たすという。
技術的支援をはじめ、生態系のための土台を敷いてくれれば、企業や個人など参加者が自らメタバース生態系を構築する形とする。このために利用者が直接コンテンツをつくることができる「UGCスタジオ」も披露する計画そうだ。
メタバース空間は「パブリックメタバース」と「プライベートメタバース」に区分され、企業は「プライベートメタバース」に入居する。業務の利便性のため、テレビ会議ソリューションなど多様な機能を提供する。
イ・ギョンイル代表は「メタバースはわれわれだけの努力でできるとは思わない。プライベートメタバースに多くの企業が参加してこそ、オープンワールドに多くの利用者が入ってくるだろう」と述べ、パートナーシップの重要性を強調した。
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