韓国主要企業の最高経営者(CEO)42人が集って企業家精神を確認する会合が24日、大韓商工会議所会館で開かれた。そこには▽社員のみなが顔色をうかがわず、定時退勤する「空気を読まない」▽プラスチックの使用を1日中控える「ゼロプラスチックデー」▽先制的に人を選ぶ「若者採用リレー」――という共通の目標が掲げられた。
会合は、大韓商工会議所のチェ・テウォン会長の新企業家精神が必要な理由についての講演で始まった。続いて、現代自動車グループのチョン・ウィソン会長、韓国経営者総協会のソン・ギョンシク会長、カーリーのキム・スルア代表が祝辞を述べた。
参加したのは、サムスン電子のイ・インヨン社長やLGのハ・ボムジョン社長、ロッテ持株のイ・ドンウ副会長ら大企業代表▽ファーシスのイ・ジョンテ会長やLSCフードのチョン・ギオク会長ら中堅企業代表▽「優雅な兄弟たち」のキム・ボンジン議長やビバリーパブリカのイ・スンゴン代表らユニコーン企業の代表ら。
講演でチェ・テウォン会長は「韓国社会が迎えたデジタル転換、気候変動、人口絶壁などの新しい危機と課題解決に、企業も新たな役割を果たさなければならない」と述べ、全経済界の参加を求めた。
チョン・ウィソン会長も祝辞で「最近、環境汚染と気候変動問題が企業と社会の生存そのものを脅かす状況になっている。企業の利害関係者を大切にし、企業の役割を社会価値の増進まで拡大する新企業家精神こそ、このような問題に対する回答」と強調した。
カーリーのキム・スルア代表は、若い企業の変化について言及し、「スタートアップは人々が肌で感じる共通の問題を解決することを目標にする。持続可能な流通の生態系の構築を通じ、消費者だけでなく役員・社員、投資家、農民、漁民、中小商工業者の暮らしに肯定的な変化を吹き込む」と話した。
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