BTSの軍入隊問題をめぐり、韓国兵務庁のイ・ギシク(李基植)庁長は1日、国会の国防委員会全体会議で「ひとまず代替役服務という枠組みの中で考えている」と答えた。
現行法上、兵役特例が認められる42の芸術競演大会に、米グラミー賞、米ビルボードアワードなどが含まれていない。この点について、イ・ギシク庁長は「大衆文化芸術家を(兵役特例対象に)追加することは、全体的な兵役特例に対する枠組みを破る恐れがあり、慎重に検討している」と述べるにとどめた。
一方、イ・ジョンソプ(李鍾燮)国防相は「BTSが軍に来ても、軍で(歌とダンスを)練習する機会を与え、海外公演日程があれば、いくらでも出国して公演できるようにする方法がある」との判断を明らかにした。
現行の兵役法施行令は芸術・体育分野の特技に大衆文化人を含めず、BTSは芸術・体育要員として代替服務が不可能だ。この点について、与野党議員から「BTSを芸術要員に編入し、兵役を事実上免除する兵役法改正案」が発議されている。
改正案の骨子は、42の芸術競演大会に米グラミー賞などを入れること。改正案が可決されれば、BTSは3週間、基礎軍事訓練と544時間のボランティア活動さえ履修すれば、グループ活動を続けることができる。
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