米ビルボードメインアルバムチャート「ビルボード200」が19日(現地時間)発表され、BTSの新しいアルバム「Proof」が1位を獲得した。BTSが「ビルボード200」で頂点に立つのは6度目。
◇グローバルチャートを掌握中
「Proof」はデビュー9年間の活動を集大成した「アンソロジー(anthology)アルバム」という位置づけだ。BTSはこのアルバムを最後にしばらくグループでの活動を一時中断すると明らかにしている。
タイトル曲「Yet To Come」も20日(現地時間)公開予定のビルボードメインシングルチャート「ホット100」で高い順位を記録すると予想される。
BTSは「Proof」発表後、グローバルチャートを掌握中だ。17日に公開された英オフィシャルシングルチャートトップ100で「Yet To Come」が27位に入った。「Proof」に載せられたもう一つの新曲「走れバンタン」は62位に入った。
BTSは▽2020年8月に公開した「Dynamite」▽昨年5月に発表した「Butter」▽同年9月にブリットポップ(Britpop)のロックバンド「コールドプレイ(Coldplay)」とのコラボ曲「My Universe」――により、オフィシャルシングルチャートトップ100で3位まで上がったことがある。
◇2020年3月以来の国内音楽番組
BTSは19日放送されたSBSテレビ「人気歌謡」を最後に、新アルバム「Proof」関連の国内音楽放送活動を終えている。生放送には参加せず、録画という形が取られた。BTSの国内音楽番組への出演は2020年3月以来。
初心を固めると同時に、活動の一時休止を控え、ファンに挨拶する場だった。「M COUNTDOWN」は奨忠(チャンチュン)体育館での収録だったが、大型コンサートではなく久しぶりにファンと比較的近い舞台で交流した。
音楽番組の収録は待ち時間が長く、メンバーやARMYにとっても簡単なことではない。特に、BTSのような大物には、必ずしも重要な日程とはいえない。しかし、近距離で交流したこともあってARMYたちは「意味がある」という感想だ。
◇韓国番組でも1位続出
19日の「人気歌謡」でも「Yet To Com」は1位を取った。BTSは韓国の音楽放送で、15日のMBC M「ショー!チャンピオン」▽16日のMnet「Mカウントダウン」▽17日のKBS2TV「ミュージックバンク」――で1位を取り、今回の「人気歌謡」を含め4冠を達成した。
特に「ミュージックバンク」では「Yet To Come」と昨年5月に発表した「Butter」のBTS対決となり、「Yet To Come」が1位を獲得して注目を集めた。「Butter」は米ビルボードのシングルチャート「ホット100」で通算10週間1位を獲得した名実ともにグローバルヒット曲だ。この曲が「逆走行」(過去の曲が急浮上する現象)して「Yet To Come」とともに1位候補となったわけだ。
これでBTSの「チャプター1」が整えられた形だ。
◇次のチャプターへ
所属事務所BIG HIT MUSICは「BTSはチーム活動と個別活動を並行する新しいチャプターを始めることになる。個人活動をレーベルレベルで積極的に支援する」との考えを明らかにした。
BTSはグループでの活動を完全に中断するわけではない。自身の人気に一役買った独自ウェブ芸能「走れバンタン」の収録も再開する。「2030釜山(プサン)万博」の広報大使活動の要請も受け入れた。国家的に重要な行事と判断したためだ。
来月からはメンバーの本格的なソロ活動も始まる。J-HOPEが第一走者として新しいアルバムを発売する。同月末には米シカゴで開かれる大型フェスティバル「ローラファルージャ」にもヘッドライナーとして出演する。
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