
韓国の化粧品業界「Kビューティー」が米国市場で勢いを増している。特に米最大のECプラットフォームであるAMAZONを通じて売り上げが急成長し、韓国から米国への化粧品輸出額は昨年、前年比6億9000万ドル増加した19億ドルとなり、過去最高を記録した。
KビューティーのAMAZONでの成功事例として、ブランド「グダイグローバル(朝鮮美女)」が全商品を投入し約400億ウォン(約44億円)の売り上げを達成したほか、「ドクターエルシア」がAMAZONトップブランド賞を受賞。また、「ハルハルワンダー」「skin1004」「ラウンドラボ」「ダルバ」などの日焼け止め製品や、「メディヒール」「アヌア」「COSRX」「VTコスメティック」「ティルティル」「ラネージュ」なども依然として高い人気を維持している。
米国では、AMAZONが昨年第4四半期の売り上げでウォルマートを超えるなど、消費トレンドがオンラインに移行している点もKビューティーにとって好材料となっている。特に経済不況下でもEC市場の拡大が続き、韓国ブランドに追い風となる可能性が高いと業界関係者は分析している。
ただ、今後懸念されるのが米国の保護貿易主義の再燃、いわゆる「トランプリスク」だ。トランプ大統領が提唱した規制や関税引き上げが韓国化粧品にも影響を与える可能性がある。特にKビューティーの多くは現地法人や工場を持たない中小ブランドであるため、OEM・ODM企業の米国現地法人を活用した市場拡大が予想されている。
実際、大手OEM企業「コスマックス」は昨年、米国法人の売り上げが1371億ウォン(約150億円)を記録。今年から米国専任チームを立ち上げ、本格的にサポートを強化する。韓国コルマーもAMAZON売り上げが2022年~2024年に171%成長し、米国工場拡大を進める予定だ。
また、韓国最大のヘルス&ビューティーストア「CJオリーブヤング」もロサンゼルスに現地法人を設立し、1号店オープンを急いでおり、Kビューティーのオン・オフライン市場拡大に拍車をかけている。
証券業界はKビューティーの米市場拡大について楽観的な見方を示している。サムスン証券のイ・ガヨン研究員は「韓国化粧品の米国輸出増加はAMAZONを中心とするEC市場が牽引している。韓国スキンケア商品のAMAZONでの市場浸透率は9.7%に達し、今年もKビューティーの成長を支える消費環境は整っている」と分析した。
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