2026 年 2月 20日 (金)
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AI×高齢化の二重波、専門職9万8000人減、医療・福祉18万人増…韓国で雇用地図が“激変”

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高齢化の進展と人工知能(AI)の普及が、韓国の雇用構造を大きく塗り替えている。専門・技術分野の雇用が減少に転じる一方、医療・福祉分野は大幅な増加を続けるなど、産業間の明暗が鮮明になっている。

国家データ処が11日に公表した「2026年1月の雇用動向」によると、専門・科学・技術サービス業の就業者数は前年同月比9万8000人減(6.6%減)となった。2013年の産業分類改編以降で最大の減少幅という。

同分野は昨年初めまで堅調な増加を維持していたが、年後半にかけて伸びが鈍化し、10月に減少へ転じた。12月には5万6000人減と減少幅が拡大しており、増加から減少への流れが明確になっている。

背景にはAI導入の加速があるとみられる。データ処関係者は「専門・サービス業の一部ではAI導入が急速に進み、企業が新規採用に慎重になっている。基礎分析や反復業務を中心に職務構造が変化している影響が出ている」と説明する。

一方、保健業および社会福祉サービス業の就業者数は前年同月比18万5000人増(6.6%増)と、全産業で最大の増加幅を記録した。昨年を通じて20万~30万人規模の増加が続いており、高齢人口の拡大に伴う医療・介護需要の増加が構造的に反映された形だ。

高齢化が進む中、介護や福祉など対面型サービスの人材需要は景気動向に左右されにくいとされる。データ処は「保健・福祉分野の人材需要は中長期的にも増加傾向が続く可能性が高い」との見方を示した。

専門・技術職の再編と、医療・福祉分野の拡大という対照的な動きは、AIと高齢化という二つの要因が同時に労働市場に作用していることを示す。政府関係者は「産業間の人材需要の格差が広がっている。職務再訓練や産業間の労働移動を支援する政策が重要になる」と指摘している。

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