2025 年 9月 13日 (土)
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AI競争力・韓国トップはサムスン電子 ネイバー「論文」、LG「特許」で強み

韓国企業のAI競争力トップ10。左からサムスン電子、ネイバー、LG(c)news1

韓国企業のAI(人工知能)分野競争力を総合評価した結果、サムスン電子が特許・論文・人材など6部門すべてで首位を占めたことが明らかになった。ネイバーとLGもそれぞれ学術活動や特許で強みを示したが、グーグルやマイクロソフトなど米国ビッグテックに比べると依然として差が大きく、国家的な支援の必要性が指摘されている。

企業データ研究機関CEOスコアが国内AI関連特許・論文実績上位191社を対象に評価したところ、サムスン電子は特許登録1079件、被引用1347回、論文59本(引用315回)、AI技術人材5万872人、専攻人材2万8058人と、いずれもトップ水準で総合600点満点を記録した。

2位のネイバーは論文25本(引用247回)で学術分野に強みを持ち、AI特許204件、人材は技術者2113人・専攻者838人。LGはグループの研究機関とLG電子を合わせた評価で特許400件、被引用529回、論文19本、人材7958人(専攻3006人)と実績を示した。

このほか、ゲーム大手クラフトン、通信のKTやSKテレコム、EC大手クーパン、現代自動車、サムスンSDS、AI映像認識スタートアップのストラドビジョンなどが上位に入った。

一方、世界的な学術成果と比べると差は歴然としている。世界3大AI学会への論文採択数では、グーグル親会社アルファベットが820件で1位、マイクロソフト414件、メタ385件、アマゾン273件と米国勢が上位を独占。韓国企業はサムスン電子(59件、12位)、ネイバー(25件、30位)、LG(19件、40位)が50位以内に入ったのみだった。引用数でもサムスン(39位)、ネイバー(47位)の2社に限られた。

(c)news1

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