韓国の新世界百貨店はこのほど、職員食堂に人工知能(AI)フードスキャナーを設置したところ、残飯量が大幅に減ったと明らかにした。
AIフードスキャナーは昨年7月に設置された。1年間運営した結果、残飯量が15%減り、利用者の51%が残飯ゼロを記録したとしている。
AIフードスキャナーは、非接触スキャニング方式で食べ物の種類と量を分析する。残飯量を把握し、データを記録する。食べ残しを減らす動機付けになるよう、食堂を出る経路にはスキャニング情報を基にした残飯・炭素排出量などを視覚化した。
業者は今後も職員参加行事などで生ゴミ低減活動を継続する。8月までに食べ残しゼロを10回達成した職員に、環境に優しいビーガン化粧品や洗面用品などをプレゼントする。
新世界百貨店はこの他にも、フードバンクへの食品の寄付や衣類寄付など環境に優しい活動を続けていくとしている。
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