2025 年 3月 26日 (水)
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AIがゲームの常識を変える?…韓国クラフトン「inZOI」の可能性

「inZOI」ゲームイメージ=inZOIホームページ(c)MONEYTODAY

韓国のゲーム企業「クラフトン(KRAFTON)」が新作「inZOI」のリリースを控え、再評価の動きが強まっている。これまで「PUBG」依存が指摘されてきたが、新たなIPの成功によりその懸念を払拭できるかが注目される。

「inZOI」は、人生シミュレーションゲームとして期待されており、ウィッシュリスト登録者数は17日時点で18万9026人に達した。昨年末の15万人台から大幅に増加し、グローバルゲーマーの関心の高さを示している。クラフトンは19日にグローバルショーケースを開催し、28日にリリースする。

「inZOI」は、長年人気を博してきた「The Sims 4」の後継的な作品として評価される。特に、クラフトンがOpenAIと提携し、AI技術を活用した「CPC(Co-Playable Character)」を導入している点が注目されている。このCPCは環境を認識し、自ら判断して行動するAIキャラクターで、デモ映像が公開されると大きな話題を呼んだ。

クラフトンは昨年、「PUBG」の売上高・営業利益ともに過去最高を記録し、営業利益は前年比54%増の1兆1825億ウォンに達した。しかし、市場では「PUBG」のピークアウトを懸念する声が根強く、1兆5000億ウォン規模の大型投資計画の発表後には株価が急落する場面もあった。

しかし「inZOI」の成功によって、クラフトンの「ONE IP依存」問題が解決される可能性がある。さらに、「PUBG」も旧正月イベントや新マップの追加により売り上げが前年同期比で増加しており、プラス材料が続いている。

KB証券のアナリストは「『PUBG』のピークアウト懸念はあるが、『inZOI』のリリースやAI技術の活用でクラフトンの成長余地は大きい」と分析している。

(c)MONEYTODAY

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