韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は14日、緊張が高まるウクライナ情勢と関連して「もしの場合、韓国国民の安全な避難と撤収に万全を期し、韓国企業の被害を最小化する案をあらかじめ講じなければならない」と述べた。
ムン大統領はこの日午後、大統領府で対外経済安保戦略会議を主宰し、冒頭発言で「ウクライナの事態が解決の突破口を見出せないまま情勢不安が高まっており、至急な備えが必要だ」と強調した。
ムン大統領は、韓国の実体経済と金融市場に及ぼす不確実性を減らす努力はもちろん、すぐに取るべき措置をすぐに取り、最悪の状況にしっかり備えなければならないと指摘。そのうえで「輸出企業と現地進出企業に対する全方位的な支援とともに、エネルギー、原材料、穀物などの需給不安に先制的に対処しなければならない」と強調した。
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