
韓国でコンビニエンスストア「セブンイレブン」を運営する「コリアセブン」は、日本で人気を博しているスイーツや飲料を国内店舗に導入し、業績回復を狙う。中でも話題を集めているのが、総合格闘家の秋山成勲(韓国名:チュ・ソンフン)さんがYouTubeで紹介し注目を浴びた「即席スムージー」だ。
セブンイレブンは今年11月から、日本のセブンイレブンで販売中の「オリジナル即席スムージー」専用マシンを韓国国内店舗に順次設置する。まずは未来型フランチャイズモデル「ニューウェーブ」店舗に導入し、全国に展開する。
このスムージーは、冷凍フルーツ(イチゴ、バナナ、マンゴー、ブルーベリーなど)をプラスチックカップに詰め、マシンにかけてその場で作るスタイル。すでに日本では人気商品で、今年2月に秋山さんが紹介したことで韓国でも関心が高まった。
セブンイレブンは昨年12月にも、日本の「オハヨー乳業」から人気商品「ジャージー牛乳プリン」を直輸入。1年間の準備を経てフェリーと専用コンテナを導入し、安定供給を実現した。このプリンは5カ月連続でデザート売り上げ1位を維持し、累計販売数は100万個を超えた。また、昨年10月に導入したラング・ド・シャ2種は、発売1カ月で準備した40万個が完売した。
セブンイレブンは2023年10月以降、スイーツなどの特化商品約190種を海外から直輸入し、累計販売数は1000万個を超えている。これらの主な購買層は20~30代だ。
さらに、日本の有名菓子メーカー「不二家」と提携し、日本でも入手困難な季節限定商品「ペコちゃんミルキーキャラメルクリームソーダ」を26日から販売開始する。可愛らしいパッケージでお土産用としても人気が出そうだ。
セブンイレブンのグローバルソーシングチームは「昨年のチーム結成以来、人気商品の直輸入が成功し、今では海外メーカーから先に提案が来ることもある。今後も日本をはじめ世界中から話題の商品を積極的に導入する」と語った。
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