2025 年 5月 25日 (日)
ホーム経済不動産ソウルの主要商業地で空室率急上昇…龍山・清涼里・永登浦駅で20%超え

ソウルの主要商業地で空室率急上昇…龍山・清涼里・永登浦駅で20%超え

ソウルの空き店舗の入り口に散らばる税金通知書などのチラシ(c)news1

ソウルを含む韓国各地で商業施設の空室率が急激に上昇している。2025年1~3月期のソウル市内の集合型商業施設の平均空室率は9%を超え、龍山駅や清涼里、永登浦駅周辺では空室が20%を大きく上回る地域も出ている。

韓国不動産院の19日発表によると、2025年第1四半期のソウルの集合型商業施設の空室率は9.14%で、前四半期(9.08%)より0.06ポイント上昇した。

地域別に見ると、龍山駅一帯の空室率が37.53%と最も高く、清涼里が23.95%、永登浦駅が21.77%、可楽市場が20.14%と続いた。空室率が大幅に上昇した地域としては、ソウル大学入口駅(9.02%→15.01%)や新沙駅(4.42%→9.99%)周辺が挙げられる。

地方では空室率がより深刻な状況にある。江原道・太白中央市場の空室率は43.33%、光州全南革新都市で42.23%、慶尚北道・金泉革新都市では40.90%と、ほぼ半数の店舗が空いたままとなっている。

空室率が急増している背景には、内需低迷による自営業者の廃業増加に加え、当日配送や早朝配送をはじめとするeコマースの定着など、オンラインショッピングの普及が複合的に作用しているとみられている。

(c)news1

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