2025 年 5月 20日 (火)
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圧巻の黒い雲…韓国・蔚山に飛来した「群れカラス」8万羽、観光資源に

蔚山生物多様性センター提供(c)news1

冬の渡り鳥である「群れカラス」を観光資源として活用する取り組みが進められている韓国・蔚山市(ウルサンシ)で、昨シーズンも最大8万羽を超えるカラスの群れが観測された。

蔚山市と蔚山生物多様性センターは13日、昨年11月から今年2月まで約4カ月間、太和江(テファガン)流域に飛来したカラスの個体数を計10回にわたって調査した結果を公表した。

最も多く観測されたのは今年1月24日の8万3535羽、最少は昨年11月10日の4万4737羽だった。平均個体数は6万2483羽で、前年とほぼ同水準だった。

調査は、研究者や写真家ら計7人のチームで実施。写真家が太和江の渡り鳥公園でカラスの群れを撮影し、写真解析ソフトを用いて個体数をカウントした。

関係者は「蔚山に飛来するカラスの個体数が徐々に減少しているとの見方もあるが、今回の調査では前年と大きな違いは見られなかった」と述べた。

市の担当者は「今年も例年並みのカラスが太和江をねぐらにしていることを確認した。次回の飛来が予想される10月に向けて、より充実した調査体制を整える」と話している。

冬の渡り鳥である群れカラスは毎年10月中旬から、餌が豊富で外敵がいない蔚山・太和江流域に飛来することで知られ、蔚山市はカラスの集団飛翔を解説するエコツアーなども企画している。

(c)news1

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