
韓国の中古取引アプリ「タングンマーケット」などで火薬式打鋲銃(火薬を使って釘を打つ機械)を販売しようとしたとして、銃砲・刀剣・火薬類などの安全管理に関する法律違反の罪に問われた被告(62)に、ソウル北部地裁はこのほど、罰金100万ウォン(約10万円)を言い渡した。
被告は昨年7月18日、インターネット掲示板に火薬式打鋲銃(PT450V)1丁を販売目的で広告掲載した罪に問われた。問題の投稿は3日後に削除されたが、摘発された。
火薬式打鋲銃は家具の修理や建設作業などに用いられる産業用工具だが、火薬を用いて釘を打ち込む威力があるため、法律上は「銃砲」に分類されている。
このため、火薬式打鋲銃を輸入・所持・販売するには、警察庁または管轄の市・道警察庁の許可を受けなければならず、違反時には10年以下の懲役または5000万ウォン以下の罰金が科される可能性がある。
国家情報院も昨年、海外の有名ショッピングサイトを通じて火薬式打鋲銃などの危険物が無断で韓国内に持ち込まれている事例を確認し、対応に乗り出している。
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