
結婚を控えた韓国の女性が「あなたの実家近くに住めば、育児をしてもらえるんでしょ」と言う婚約相手の母と、それを当然と受け止める婚約者本人に失望し、結婚をやめようかと考え始めた。10日、このエピソードをオンラインコミュニティにつづった。
投稿によると、女性の実家は江原道(カンウォンド)にあり、婚約者の実家はソウルだ。
結婚に向けた新居の候補に挙がったのは、女性の実家のすぐ前のマンションと、車で30分の距離にあるもう一つの物件。女性は時間をかけて検討しようと考えていたが、婚約者の母親から「無条件であなたの親の家の前に住みなさい。そしたら向こうが子育てを全部してくれるんでしょ」と言われた。
この発言にあきれた女性は「うちの親は、必要な時には助けてくれる。でも、義実家は援助の話も一切なく、来月には済州島(チェジュド)へ1カ月のバカンスに行くそうだ。子育てもうちの親任せにするつもりか」と憤っている。
そして婚約者に「育児を手伝ってくれるかどうかは善意の問題。もし育児を全面的に私の実家にお願いするなら毎月お小遣いを渡すべきだ」と主張した。
ところが婚約者は「お金のことは考えたことがなかった」と返答。女性が「じゃあ、子どもが生まれたら、こっちの親が育児を手伝う代わりに週末や用事のある時にはあなたの実家に預ける」と言うと、婚約者は「それは理屈に合わない」と反発した。
女性は「私の親の支援を当然視しながら、自分の実家には何も期待しないなんて納得できない。まだ時間もあるし、彼と別れたくなった」と怒りをあらわにしている。
ネット上では「育児は両家の協力のもとにあるべきだ」「親の好意を当然視してはいけない」といった意見が多く寄せられている。
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