2025 年 5月 17日 (土)
ホーム社会韓国・教師のショート動画“人気者アピール”にうんざり…生徒から不満噴出「学校が撮影スタジオみたい」

韓国・教師のショート動画“人気者アピール”にうんざり…生徒から不満噴出「学校が撮影スタジオみたい」

写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1

韓国の学校で、教師がYouTubeチャンネルを運営したり、SNSにショート動画を投稿したりする行為に対し、生徒から「不快だ」という声が上がっている。

あるオンラインコミュニティに5月7日、「教師のYouTube、私だけが嫌なのか?」というタイトルの投稿が掲載された。

投稿者は「自分は内向的な性格で、休み時間に先生と一緒にリール動画(ショート動画)を撮るのがとても嫌だ。学校が生徒のための空間というより、『教師なのにこんなにノリがよくて、生徒に人気のある私』をアピールする場所になっているようで不快。カメラも気になるし、自分の顔や声がYouTubeに出るのは本当に嫌だが、はっきり言うと何かしらの不利益を受けるかもしれない。教育庁のレベルで禁止してほしい」と訴えた。

韓国教育省が定める「教員のインターネット個人メディア活動指針」によると、YouTubeなどのプラットフォームで収益が発生し、今後も活動を続ける場合は兼業許可を受ける必要がある。

さらに、勤務時間中に教師が私的な日常を撮影する行為は原則として禁止されており、教師は職務専念義務を負っている。また、学校長への事前報告があれば、教育庁や学校の依頼による業務の一環としての撮影は可能だ。

特に、兼業許可の有無にかかわらず、動画に生徒が登場する場合は必ず肖像権の同意を得る必要があり、映像や写真を掲載する際には出演者の同意を得たことを字幕などで明示しなければならない。

この投稿に対し、ネット上では「その中で疎外される生徒もいる」「芸能人気取りの教師が多い」「教育的専門性より自己アピールが目立つ」「動画に映りたくない子もいるのに、教師主導で撮影されるから、目立たないように合わせなきゃいけないのが不快」などといった意見が寄せられている。

(c)news1

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