
星3つの低評価に疑問を感じた飲食店主がレビューに対して真摯な態度で反論したところ、その客から再注文が入った。こんなエピソードが韓国で注目を集めている。
ある店のレビューに「一部のキムパプにチャンジャが入っていなかった」「ハムが欠けていた」という指摘があり、星3つの評価が付けられた。投稿された写真にはしっかりチャンジャが写っており、注文時にキムパプを1本サービスしたにも関わらず、である。
店主が「なぜ文句を言われなければならないのか分かりません」と書くと、「店主さん、なかなか気が強いですね?」と返信があり、さらにレビューの内容が過激になっていった。
常連客たちが善意のレビューを投稿し、低評価のレビューを下位に追いやったが、結局、店主は返金することにした。
「このお店は私の人生そのもの。1日3時間しか寝ず、仕事にすべてをささげています。料理に問題があったかどうか確認したかっただけです。応対に至らぬ点があったこと、深くおわびします。お気に入りのお店で気持ちよく召し上がってください」
レビューに対してこう書き込むと、翌日、意外なことが起きた。もめていた客から注文が入ったのだ。注文メモにはこう記されていた。
「レビューを遅れて見ました。私の方こそ申し訳ありません。再注文させていただきます。繁盛をお祈りします」
店主は再び心を込めた手紙を書き、配達料を店負担とし、現金まで同封した。客からは「現金はさすがに申し訳ない。レビューは削除しました。口座を教えていただければ返金します」と返事があり、5月8日まで毎日注文が続いたという。
この出来事を店主が自営業者向けオンラインコミュニティ「痛いから社長だ」に投稿すると、閲覧数は2万8000回を超え、200件以上のコメントが寄せられた。そのほとんどが「ハッピーエンドで良かった」という内容である。
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