
短期間に30件の車上荒らしを繰り返した韓国の少年2人が控訴審で執行猶予付きの有罪判決を受けた。盗んだ金額は78万ウォン(約7万8000円)だが、車の修理費は合計で3000万ウォン(約300万円)に上るという。
光州(クァンジュ)地裁は11日、特殊窃盗などの罪で起訴され、1審でそれぞれ懲役1年6月・執行猶予3年、懲役1年・執行猶予2年が言い渡された20歳の少年2人の控訴審判決で、検察側の控訴を棄却したことを明らかにした。
2人は未成年だった2023年12月、全羅南道木浦市(チョルラナムド・モッポシ)周辺で車上荒らしを繰り返したとして起訴された。
標的としたのはアパートや道路沿いに駐車されたタクシーや高級輸入車。緊急脱出用器具や石で窓ガラスを割り、車内から現金を盗む手口だった。
12月5~17日の間に狙った車は計30台。うち11台の車から計78万ウォンを盗み、残り19台については窓にひびを入れたものの未遂に終わった。
1審判決は「犯行は悪質だが、少年であり前科がない」として執行猶予を付け、控訴審判決も「原審の判断は妥当だ」とした。
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