2025 年 5月 14日 (水)
ホーム経済不動産「250億ウォンの超高級」ソウルのマンション、6カ月間も未登記のまま…「資金準備に時間」か

「250億ウォンの超高級」ソウルのマンション、6カ月間も未登記のまま…「資金準備に時間」か

ソウル・漢南洞の高級マンション「ナインワン漢南」=ネイバーマップ(c)news1

契約から半年以上が経過したにもかかわらず、登記が完了していない250億ウォン(約25億円)相当のソウル・漢南洞の超高級マンションが話題になっている。近年、超高額不動産の取引が相次ぐ中、契約は成立しているものの登記が遅延するケースが確認されている。

韓国国土交通省の実取引価格公開システムによると、昨年4月9日にソウル市龍山区漢南洞にある高級マンション「ナインワン漢南」の専有面積206.8953㎡(6階)が103億ウォンで売買された。これは不動産仲介を通じた取引で、契約以降、登記記録や契約解除理由の発生は確認されていない。

一方で、さらに高額な物件の未登記状態も続いている。昨年8月13日、同じ団地内で専有面積273.9424㎡(1階)の住戸が250億ウォンで、また7月22日には別の273.4125㎡(1階)の住戸が220億ウォンで、それぞれ取引されたが、いずれも登記が完了していない。

現行法では、売買などで所有権を移転する契約を結んだ場合、残金の支払いなど相手方の義務履行が完了した日から60日以内に所有権移転登記を申請しなければならない。正当な理由なくこれを怠った場合、過料が科される可能性がある。

原則として過料は登記権利者(買主)に課されるが、登記義務者(売主)に明らかな責任がある場合には売主に科されることもある。同じく、60日以内に取得税の申告・納付も必要で、未申告時には取得税額の20%が加算税として課される。

国土交通省の関係者は「長期間にわたる未登記や名義信託などの違法行為があった場合、過料だけでなく罰金や懲役といった刑事処分の対象にもなる」と説明している。

龍山区のある不動産仲介業者は「買主が投資資金の回収や持ち分の売却などで残金を準備しているケースもあり、そうした場合は登記までに相応の時間がかかる。100億ウォン超の物件購入ではよくあることであり、最近では超高額取引に対するメディアや市場の関心が高いため、若年富裕層(ヤングリッチ)の買主が登記を遅らせることもある」と語った。

(c)news1

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