
地下鉄の改札が開かなかったことに腹を立て、駅員に暴行を振るってけがをさせた韓国の酔っ払いが傷害容疑で警察の捜査を受けている。
事件は4月17日の夜、韓国・仁川(インチョン)の地下鉄駅で発生。報道によると、勤務中だった40代の男性駅員が待合室で呼び出しベルが鳴ったため現場に向かった。そこでは社会服務要員が酒に酔った男性に対応していた。
男は「降車タグがうまく機能しない」と怒鳴り、「駅長を呼べ!マニュアルを持ってこい!お前らは俺の税金で飯を食ってるんだろ!」と侮辱を繰り返した。

駅員は「最初の対応で失礼があったなら代わりに謝まる」と仲裁に入ったが、男は駅員にも怒りを向け、頬を平手打ちした。さらに眼鏡を外した駅員の頬を再び叩き、あごを殴打。駅員が倒れた後も蹴り続けた。
警察が到着しても、男は「明日また来て殺してやる」と脅迫を続けた。
駅員は頭やあごに全治3週間のけがをし、現在療養中。取材に「精神的に強い方だが、今回ばかりは帰宅して妻と子どもの前で泣いてしまった」と語った。
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