2025 年 5月 1日 (木)
ホーム社会「自由が良かったのに」…韓国「50歳の声を聞いた」ディンクス公務員女性の後悔

「自由が良かったのに」…韓国「50歳の声を聞いた」ディンクス公務員女性の後悔

(c)NEWSIS

韓国で、ディンクス(DINKS:共働きで子どもを持たない夫婦)として生きてきた1976年生まれの公務員女性の告白が、オンラインコミュニティで注目されている。

職場匿名掲示板「ブラインド」に最近、この女性の投稿が掲載され、「IMF経済危機を経験して社会に出た。2002年ワールドカップの熱気を街で感じた青春だった」と振り返る。

結婚後、子どもを持たない選択をし、「共働きで『二人で稼ぎ、二人で使う』生活を堂々と選んだ」と述べる。IMF危機で家族を支える重みを知ったことが背景にあり、公務員の道を選んだという。友人が育児や住宅ローンに追われる中、夫と自由を満喫し、旅行やワインクラスを楽しんだ。「子どもがいないこの生活、最高じゃない?」と励まし合っていたと回想する。

しかし、「気づけば(数えで)50歳になった」と吐露した。週末はヨガや友人との外食、サークル活動に励み、SNSにも活発に投稿しているが、「その『うまく』が、いつの間にか『空虚なうまく』に思えてきた」と心境を明かした。

友人が子どもとの連絡に喜ぶ場面に立ち会うと、スマホを静かに置く自分に気づくという。誕生日も甥からのメッセージが唯一の祝福であり、「かつて祝ってもらった誕生日を、今は静かに一人で過ごす」と綴った。

最後に「自由を最優先してきたが、誰かを心から愛し、責任を持つ人生を送らなかったことが心の奥深くで痛みとなっている」と締めくくった。

この投稿には「ペットと子どもは違う」「子どもがもたらす幸せは計り知れない」など、多くの共感コメントが寄せられている。

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