2025 年 5月 3日 (土)
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韓国・女性緊急ホットライン相談、昨年29万件…ストーキング・交際暴力が増加傾向

女性家族省(c)news1

韓国女性家族省と韓国女性人権振興院は28日、女性緊急ホットライン「1366」が昨年1年間に約29万3000件、1日平均804件の暴力被害に関する相談を受け付けたと発表した。

「1366」は家庭内暴力、性暴力、性売買、ストーキング、交際暴力、デジタル性犯罪など、あらゆる暴力に苦しむ被害者を対象に、性別を問わず365日・24時間対応の初期相談や緊急保護サービスを提供している。

昨年の相談件数は前年(2023年)より921件減少したものの、依然として高水準にある。家庭内暴力に関する相談は14万8884件と最も多く、全体の50.7%を占めたが、こちらも前年より約1万2000件減少している。

一方で、ストーキングと交際暴力の相談件数は増加傾向にある。ストーキング被害の相談は1万4553件で、前年(9017件)より61.4%増加。交際暴力に関しても1万1338件と、前年(9187件)比で23.4%増加した。

また、男性被害者の利用率も年々増加している。昨年は全体相談件数の6.3%が男性からのもので、相談内容は家庭内暴力(66.2%)、デジタル性犯罪(13.1%)、ストーキング(12.6%)の順だった。

被害者が緊急事態に陥った際に一時的な避難場所を提供する緊急避難所は、昨年4486人が利用し、1人当たり平均2.7日間、保護された。入所者の被害類型は家庭内暴力(87.3%)、交際暴力(4.7%)、性暴力(2.2%)の順であった。

(c)news1

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