2025 年 4月 27日 (日)
ホーム社会火葬が主流、自然葬が拡大…韓国の“おくりかた”に見る新たな価値観

火葬が主流、自然葬が拡大…韓国の“おくりかた”に見る新たな価値観

(c)NEWSIS

かつて「埋葬が美徳」とされた韓国の伝統的な葬送文化が急速に変化している。10人中8人以上が火葬を選び、自然への回帰を志向する樹木葬や海洋葬といった「自然葬」も増加している。

葬儀サービス会社「PREEDLIFE(プリードライフ)」が22日、2015~2024年の自社の葬儀関連データを分析した結果を公表した。

それによると、火葬を選ぶ人の割合は2015年の69%から2024年には81%へ上昇。埋葬は同期間に18%から6%に下がり、伝統的な土葬が急激に衰退していた。

埋葬方法の内訳を見ると、棺ごと埋める「棺葬」が50%、遺体のみを埋葬する「脱棺」が49%だった。

一方、注目されているのが自然葬の台頭だ。山や海などに遺灰をまく散骨などは2015年比で約91%も増加。特に山への散骨は2024年1月の法制化を機に問い合わせが急増している。

葬儀の形式では2024年時点で全体の55.7%が伝統式を選択している。残りの44.3%は宗教葬で、内訳はキリスト教式24%、仏教式13%、カトリック式7%だった。

PREEDLIFE関係者は「今後も美しい追悼文化をリードする企業として、新しい価値創出に取り組んでいきたい」としている。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular