
10年間育てた長男が実の子ではなかったという韓国の男性のエピソードが17日放送のYTNラジオの番組で紹介された。原因は妻の不貞行為だった。
男性は平日に地方で働き、週末に帰宅する生活を送っていた。しかし、ある時期から自宅に戻っても、専業主婦の妻が冷淡な態度を取るようになった。食事も作らず、冷蔵庫は空っぽ。子どもにキンパプ(のり巻き)を置いて外出するようになった。家事をあまりにもしないので大げんかになったという。
妻のスマートフォンを見ると、風俗店に出入りし、複数の男性とメッセージをやり取りしていた。妻は「知り合い」「友人」とごまかしたが、男性は長男が自分に全く似ていないことに疑念を抱いた。
10歳になる長男のDNA鑑定の結果、男性の子ではないことが判明。男性は「複雑だった。家族や周囲からは育てる必要はないと言われた」と話した。
男性は最終的に離婚訴訟と親子関係不存在確認訴訟を提起し、ともに認められた。妻は「1人で寂しかった」と主張したという。
出演していた弁護士は「これは明らかな不貞行為であり、離婚事由に該当し、慰謝料の支払い義務がある」と述べた。ただし、「韓国では慰謝料の額はそれほど高くない。3000万~5000万ウォン(約300万~500万円)が一般的だ」とした。
また「ロックのかかった携帯電話を勝手に見ることは法的に問題があるが、ドライブレコーダーの記録やカード利用履歴、ホームカメラの映像などで不貞行為の証拠が確認できれば、十分に立証可能だ」と付け加えた。
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