
ロマンス詐欺の手口で裕福な家庭の子女から約100億ウォン(約10億円)をだまし取った韓国の20代の男が起訴された。
大邱(テグ)地検はこのほど、特定経済犯罪加重処罰法(詐欺)違反などの罪で男の身柄を拘束し、起訴した。共犯者も犯罪収益隠匿規制法違反罪で在宅起訴された。
男は相手に恋愛感情を抱かせ、心理的に支配して約100億ウォンをだまし取った疑いが持たれている。そのうち約70億ウォン(約7億円)は資金の追跡を困難にするため商品券で受け取り、それを換金するなどして犯罪収益を隠匿していた。
検察は、携帯電話のフォレンジック分析や特定金融取引の追跡、商品券販売業者への捜査を通じて資金の流れを詳細に把握。共犯者は隠匿された資金の一部を受け取っていたとされる。
また、大邱地検は29億ウォン(約2億9000万円)相当の押収物に対して仮差し押さえの手続きを進め、被害者には損害賠償請求など民事手続きを取るよう促している。
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