2025 年 4月 24日 (木)
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韓国ファーストレディにネックレス贈与?…旧統一教会と韓国政界をつなぐ疑惑の人物

2025年1月9日、拘束前被疑者尋問(令状実質審査)のためソウル南部地裁に出頭したチョン・ソンベ被告(c)news1

韓国の地方選挙への介入疑惑で公判中で、シャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ被告(65)が2022年、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領(当時)の妻キム・ゴニ(金建希)氏への贈答品名目で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部から6000万ウォン(約670万円)相当のネックレスを受け取ったとの疑惑が浮上している。

ソウル南部地検がチョン・ソンベ被告の携帯電話を捜索する過程で、統一教会世界本部の元本部長が2022年に「キム・ゴニ氏への贈り物」としてダイヤモンドのネックレスを渡していたことを示す記録が確認されたという。

元本部長は検察の取り調べに対し、キム・ゴニ氏への贈答を目的にネックレスをチョン・ソンベ被告に渡したことを認めている。しかし、チョン・ソンベ被告は「ネックレスを紛失した」「キム・ゴニ氏には渡していない」と供述しているとされる。

検察はまた、ユン・ソンニョル氏が大統領に当選した後、チョン・ソンベ被告が与党内の公認や人事に関して請託行為をしようとした形跡も把握しており、疑惑はさらに広がっている。

チョン・ソンベ被告は2018年の地方選挙で、慶尚北道永川市の市長選挙に出馬を予定していた予備候補陣営から、1億ウォン(約1100万円)を受け取った罪で今年1月に在宅起訴された。

チョン・ソンベ被告はまた、2022年の大統領選挙ではユン・ソンニョル候補の選挙キャンプでネットワーク本部の常任顧問を務めていたとされる。当時、裏の影響力を持つ「非公式アドバイザー」としての疑惑が浮上したが、ユン・ソンニョル候補は「党関係者から紹介されて挨拶をしたことがあるが、私は僧侶だと思っていた」と関係を否定し、その後、ネットワーク本部は解体された。

さらに、検察はチョン・ソンベ被告の携帯電話の通話記録から、昨年9月から12月までの間、キム・ゴニ氏の母親と計10回通話していたことも確認したとされる。チョン・ソンベ被告は過去に、キム・ゴニ氏が運営していた展示企画会社「コバナコンテンツ」で顧問を務めていた経歴もある。

(c)news1

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