2025 年 4月 22日 (火)
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「コメ騒動」日本、35年ぶりに輸入された“コスパ”韓国産に集まる関心…10日で完売

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日本での過去に例を見ないコメ価格の高騰を背景に、35年ぶりに輸入された韓国産コメが注目を集め、販売開始からわずか10日で完売したことが明らかになった。

韓国農協中央会と韓国農水産食品流通公社(aT)によると、農協は4月10日、全羅南道海南郡の玉泉農協が生産したコメ2トンを日本に輸出。これは東京・新大久保の韓国系スーパーマーケットや、日本国内の農協系オンラインショップで販売され、すべて完売となった。

韓国産コメが日本市場で一般向けに販売されたのは、1990年に日本向け輸出統計が始まって以来初めて。2011年と2012年の東日本大震災時に救援物資として輸出されたケースを除けば、実質的には約35年ぶりの輸出となる。

農協は今回の好調な反応を受け、4月中に追加で約10トンの韓国産コメを日本へ輸出する計画だ。すでに20日には、その一部にあたる10トン分も積み出されたという。

日本で販売されている韓国産コメは、関税や送料込みで10kgあたり9000円程度で、これは現在の日本国内のコメ価と比べても競争力のある価格設定とされている。

日本総務省が今月18日に発表した「3月の消費者物価」によると、日本全国のコメの平均価格は5kgあたり4214円で、前年同月比で92.1%も上昇。これは実に1971年1月以来となる上昇率だ。特に東京など都市部の一部店舗では、1kgあたり1000円を超えるケースも珍しくない。

今回輸出された韓国産コメは、関税を含めても日本国内産より約10%安く、コストパフォーマンスの高さから消費者の関心を集めている。

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