韓国の食品会社ロッテフードは9日、ロッテ中央研究所、中央大とともに「パスツール均衡栄養食研究開発のための抗糖尿・ストレス改善プロバイオティクス技術協約」を結んだと明らかにした。
協約式はソウルのロッテフード本社で開かれ、ロッテフードのイ・ジンソン代表理事、ロッテ中央研のイ・ギョンホン所長、中央大医学部のキム・ウォニョン教授らが出席した。
今回の協約は、ロッテと中央大が、国家支援研究課題に選定された後に遂行した「プロバイオティクス技術の共同研究」だ。同研究は2018年、農林畜産食品省微生物遺伝体戦略研究事業団の事業に、中央大のキム教授を主管機関としてロッテフードやロッテ中央研究所が参加し、共同研究を進めてきた。
4年間に約23億ウォン以上が投入された研究により▽「マイクロバイオーム」(Microbiome=人体にすむ微生物)効能評価▽動物実験▽原料開発――などのプロセスを進めた。
その結果、腸内のマイクロバイオーム調節を通じて血糖とストレス症状を低下させる新規のプロバイオティクス素材を開発し、特許登録と国際ジャーナルに多数の研究成果を掲載した。
ロッテフードは今回の協約を通じ、高齢化により急激に拡大しているシニア層対象のヘルスケア食品市場に本格的に進出する計画だ。また、次世代食品とされるマイクロバイオーム関連市場への本格進出も予定している。
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