
出所から半年、ソウル・明洞(ミョンドン)駅のエスカレーターで再びスリを働いた前科12犯の男が警察に逮捕された。16日、ソウル警察庁地下鉄警察隊が明らかにした。
それによると、警察は監視カメラ約80台の映像を分析し、聞き込みと張り込みで先月5日、窃盗前科12犯の男(52)を逮捕・拘束した。男は地下鉄明洞駅のエスカレーターで、被害者のカバンの中にあった現金30万ウォン(約3万円)を盗んだ疑いが持たれている。
これとは別に、警察は通勤時間帯に地下鉄車内で他人のカバンから財布を盗んだとして別の容疑者(49)を先月2日に拘束した。この容疑者は昨年10月30日に寄せられたスリの通報から、警察が手口や映像を分析し、永登浦区(ヨンドゥンポグ)にある地下鉄汝矣島(ヨイド)駅で身柄を確保した。
こちらは窃盗など前科10犯のスリで、出所から2カ月後の昨年10月から今年2月まで計4回にわたって209万4000ウォン(約21万円)相当の現金と財布を盗んだとされる。
警察は昨年9月から深夜地下鉄の乗車巡回を強化し、今年2月までの半年で酔っ払い保護124件、携帯電話盗難防止59件、高齢者・外国人への支援活動52件という成果を挙げた。これを受けて前年同期比で112通報件数が14.9%減少している。
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