2025 年 4月 8日 (火)
ホーム社会韓国・山火事被災地へ観光業界が相次ぎ支援…寄付や宿泊提供など

韓国・山火事被災地へ観光業界が相次ぎ支援…寄付や宿泊提供など

(c)news1

山火事で壊滅的な被害を受けた韓国慶尚北道一帯の復旧に向け、観光業界が支援に動いている。旅行需要の低迷や経済的逆風の中でも、企業の社会的責任を重視する姿勢が目立つ。

出張手配やレンタカー事業を手がける「レッドキャップツアー」は、被害が集中した義城や安東、慶尚南道山清などの地域支援のため、ソウル社会福祉共同募金会に2億ウォンを寄付した。寄付金は復旧活動や生活必需品、住居支援に充てられる。

旅行大手「ハナツアー」も、政府機関や地域協議会と連携し、大韓赤十字社に2000万ウォンを寄付する。カジノ運営「グランド・コリア・レジャー(GKL)」は、希望ブリッジ全国災害救護協会に1億ウォンを寄付した。GKLは2022年の江原道山火事でも3000万ウォンを寄付した実績がある。

韓国鉄道公社系列「KORAIL観光開発」は、義城郡の避難所に200枚の毛布を緊急支援し、他地域への支援も続けていく。

さらに「Airbnb」は傘下の非営利団体「Airbnb.org」を通じて、避難者や救援人員に最大10日間の無料宿泊を提供した。地元ボランティア団体「慶北青年奉仕団」が対象者を選定する。Airbnb.orgはこれまで世界で累計160万泊の宿泊支援をしており、各国の災害時に被災者支援の実績を持つ。

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