2025 年 4月 6日 (日)
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「日本旅行」と検索したら旅行ガイドのように…韓国ネイバー「AIブリーフィング」、検索がさらに進化

現代自動車のカンファレンスで「モビリティAIエージェント」について説明するネイバーの責任者=ネイバー提供(c)MONEYTODAY

「福岡の一蘭ラーメン本店では24時間とんこつラーメンが楽しめ、東京では東京タワー特有の華やかな夜景を堪能できます。新宿・歌舞伎町や渋谷では、日本特有の酒文化が体験できます」

これは、ネイバーの検索窓に「日本旅行」と入力した際に表示された「AIブリーフィング」の一部だ。日本のラーメン三大名店や、日本の夜景ベストスポットなどがあわせて紹介されていた。日本に行きたいが、どの都市に行くか決めかねている人にとっては、道しるべとなる情報だ。食べ物や夜景を重視する旅行パターンを読み取ったネイバーのAIの賢さに舌を巻いた。

チェ・スヨン代表が3月26日の株主総会で2度目の代表就任を果たし、2期目体制のもと、AI事業を大きく加速させている。ネイバーはその翌日、検索機能に「AIブリーフィング」を導入した。

復帰した創業者イ・ヘジン氏の全面的な後押しを受け、ネイバーのAI事業は一段とスピードアップしている。特に「オン・サービスAI」(すべてのサービスにAIを組み込む)に加え、「バーティカルAI」(特定の産業・分野に特化したAI)へと領域を拡張し、注目を集めている。

「AIブリーフィング」機能は3月12日に公開されたAIショッピングアプリ「ネイバープラスストア」に続く「オン・サービスAI」第2弾で、ネイバーの核心機能である検索にAIを組み合わせた形だ。AIブリーフィングは、単なる検索結果の羅列ではなく、ユーザーの意図や文脈に合った検索結果を提供する「超パーソナライズ」サービスである。

ネイバーは社内で「オン・サービスAI」を進めながらも、最近では外部企業と活発に提携し、「バーティカルAI」へと領域を広げている。代表的なのが、3月26日に発表された現代自動車との提携だ。分野別の特化AIエージェント戦略を推進するネイバーは、最初のパートナーとして現代自動車を選定した。

ネイバーは現代自動車の新型車に「モビリティAIエージェント」を適用する予定で、3月26日から3日間にわたり現代自動車グループが主催した開発者カンファレンス「PLEOS」にブースを設け、利用者が実際に体験できるようにした。このモビリティAIエージェントは、ネイバーのLLM(大規模言語モデル)「HyperCLOVA X」を活用し、運転中に天気・ニュース・予定などをブリーフィングし、車内から飲食店のメニュー注文、予約・決済まで可能にする構想だ。

さらに、超高齢社会に対応した医療AI分野にも進出している。ネイバーはソウル大学病院と協力し、韓国型の医療特化LLMの開発に成功した。2023年には、デジタルバイオ分野の研究支援として3年間で300億ウォン(約33億円)を寄付し、独自の医学研究を共に推進してきた。この協力の成果がようやく実を結び始めている。

こうした成果は、ネイバーが長年、韓国を代表するIT企業としてAIを含む研究開発(R&D)に力を注いできた賜物だ。ネイバーは年間2兆ウォン(約2200億円)近くを投資しており、過去10年間の累積R&D費用は15兆ウォン(約1兆6000億円)に達する。

(c)MONEYTODAY

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