2025 年 3月 19日 (水)
ホーム社会「腎臓がんステージ4と闘う」韓国20代ユーチューバーの女性…「止まらない痛み、明日が怖い」

「腎臓がんステージ4と闘う」韓国20代ユーチューバーの女性…「止まらない痛み、明日が怖い」

YouTubeチャンネル「有病長寿girl」の映像キャプチャー(c)news1

20代半ばで腎臓がんステージ4の診断を受け、5年目の闘病生活を続けているユーチューバーの女性が韓国にいる。「有病長寿girl」というチャンネルを運営する彼女は最近、登録者数10万人を突破した証である「シルバーボタン」の認証ショットとともに、厳しい現状を明かした。

彼女は同チャンネルで15日、「やっと待ちに待ったシルバーボタンが届いた。チャンネル登録者が10万人……いや、今は14万人にもなっている。人気急上昇動画にも載せてもらい、本当に感謝している。みんなの応援がなければ決して達成できなかった」と喜びを語った。

一方で、厳しい状況も打ち明けた。

「最近は言葉にできないほど痛みがひどい。もう闘病5年目なのに、モルヒネでも抑えきれない痛みがあって、動けずベッドの上で過ごしている。だから“明日”がとても怖い」

「近況を伝えようと思ったのに、いつの間にか愚痴ばかりになってしまいましたね。麻痺がどんどんひどくなってきているので、今日はここまでにします」

◇「延命治療はしない」

「有病長寿girl」は今年1月、「延命治療はしないと決めた……ホスピスに来ました」というタイトルの動画を公開し、ホスピス病棟に入院していることを明かしていた。

この時の動画は19日時点で再生回数325万回を超え、チャンネル登録者は15万人に達している。

その時、次のような心境を吐露していた。

「正直に言うと、昨年は痛みがあまりにも激しくて“感謝”よりも“苦痛”の方が大きかった。痛みがピークになると“もう別れたい”と思うけど、ある日突然“別れが怖くて息が詰まる”こともある。そんな現実や体の状態が嫌になることもあるけれど、それでも受け入れて感謝できる瞬間もある」

「最初にYouTubeを始めたころは『2022年を越せるか分からない』と言っていたのに、こうして2025年の新年を迎えられていることが不思議で嬉しい。でも、右腕と脚の麻痺が進んでいて、久しぶりの映像になった。これが現実的に私の“最後の映像”になりそう。でも、体が動く限りは動画やコミュニティで皆さんに挨拶したい。日常の中で私を見かけたら、ぜひ声をかけてほしい」

この投稿に対し、ネットユーザーからは次々にエールが寄せられている。

「まだ今年のおみくじを引いてない。今年の運勢は全部あなたにあげる。また会おう」

「突然元気になってホスピスを追い出される日を待ってる。絶対に諦めないで。私たちもあなたを諦めない」

「毎日最新コメントをチェックしてる。ひとつの“いいね”を見つけるたびに安心してる。家族と穏やかな時間を過ごしてほしい」

(c)news1

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