2025 年 7月 7日 (月)
ホーム社会「5分おきに鼻をすするなら図書館に来るな」は過敏な主張か…韓国「マナーの境界線」めぐり論争白熱

「5分おきに鼻をすするなら図書館に来るな」は過敏な主張か…韓国「マナーの境界線」めぐり論争白熱

健康保険審査評価院提供(c)NEWSIS

「5分ごとに鼻をすするなら、図書館に来ないでほしい」――。10日の韓国JTBCの番組「事件班長」で、他の来館者から図書館でこんなことを言われた40代男性の体験談が紹介された。

男性は最近、図書館で本を読んでいた際、50代くらいの男性から「鼻をすする音が気になるから、一度トイレでしっかり鼻をかんできてくれ」と注意された。

「他の人は何も言わないけど、そんなに気になりますか」と聞いたら、相手は「5分ごとに音を立てているぞ」と注意した。男性が「トイレに行って鼻をかんでくるが、またすすってしまうかもしれない」と返すと、「それなら図書館に来るな。音に敏感なんだ」と言われたそうだ。

男性は「図書館は読書室と違い、多少の雑音はあるものだと思っている。5分間隔ならそんなに頻繁でもないだろう」と主張。最近、週に3回は同じ図書館の同じ席を使っているが、そんな指摘をされたことはなかったという。

心理学者のパク・サンヒ教授は「もし気に障るなら、向こうが席を移動すべきだ。注意を促すのは理解できるとしても図書館に来るなというのは無礼だ」と指摘した。

ヤン・ジヨル弁護士は「司法試験の勉強をしていた頃、受験生が集まる新林洞(シンリムドン)では少しでも鼻をすすると『鼻をすすらないで』と書かれたメモを渡されたものだ。ページをめくる音や体臭に関するメモまであった」と体験を語り、「あまりにも神経質なら個別の読書室を使うべきだ」と語った。

ネットユーザーの反応は真っ二つ。「注意した男性が過敏すぎる」「図書館の出入りを禁じる権限がどこにあるのか理解できない」という意見がある一方で、「他の人が何も言わなかったのは我慢していたから」「一人のせいで多くの人が迷惑するのはおかしい。個室や自宅で勉強すべきだ」と批判的な声もあった。

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