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義父母の経済的支援を受けて医師になった男性が、成功した途端に傲慢になり、妻に離婚を要求した――。韓国のチョ・インソプ弁護士が14日、自身のSNS上で公開したウェブ漫画でこんなエピソードを紹介した。
投稿したのは元妻で、夫とは大学時代から交際していた。夫は勤めを辞めて医科大学院進学を目指して受験勉強を始めたが、試験に落ちたうえ、妻が妊娠したため無職の状態で結婚。その費用や新婚の住居は妻の親が負担した。
夫は二度目の試験も不合格だったが、妻の親は生活費や育児の支援を惜しまなかった。3度目で合格した夫はその後、開業医として成功した。
しかし、収入が増えるにつれて、妻に「医師の妻を仕事だと思っているのか」などと暴言を浴びせ、専業主婦であることを侮辱するようになった。
夫は勝手に出て行ってしまい、「能力のないお前とは暮らせない」として離婚訴訟を起こした。離婚理由として「義父母からの干渉と妻の経済的無責任」を挙げ、買ってもらった住宅の財産分与まで求めた。
チョ弁護士は「夫の請求は認められない可能性が高い。逆に開業資金は婚姻中に形成された財産であり、医院も分割対象になる」と指摘。結果的に妻は有利な条件で財産分与を受けたという。
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