2025 年 2月 23日 (日)
ホーム社会「違法撮影」元サッカー韓国代表に有罪判決…「罪質は極めて悪い」

「違法撮影」元サッカー韓国代表に有罪判決…「罪質は極めて悪い」

ファン・ウィジョ被告(c)news1

交際相手2人の同意を得ずに複数回にわたり映像を撮影したり、ビデオ通話を録画したりしたとして、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(カメラ等利用撮影)の罪に問われた元サッカー韓国代表、ファン・ウィジョ被告に対し、ソウル中央地裁は14日、懲役1年・執行猶予2年を宣告した。加えて200時間の社会奉仕活動と40時間の性暴力治療プログラムの受講を命じた。

事件の発端は2023年6月、ある女性が「ファン・ウィジョの元交際相手」と名乗り、被告の私生活に関する暴露記事をオンラインに投稿したことだった。これに対し、ファン・ウィジョは写真や映像が虚偽であると主張し、警察に告訴状を提出した。その後の捜査で、ファン・ウィジョ被告の違法撮影の疑惑が浮上し、立件された。

ファン・ウィジョは2023年2月に在宅起訴され、同年7月に起訴された。初公判では起訴事実を否認していたが、昨年10月の公判で突然、全面的に認めるようになった。

地裁は「4回にわたり、被害者の意思に反して性交渉の場面を携帯電話で撮影した。犯行回数や撮影内容を考慮すると、罪質は極めて悪い」と指摘。「違法撮影が社会的に深刻な問題であることを踏まえ、厳重な処罰が必要だ」と強調した。一方で「第三者によって流出した映像や写真だけでは、被害者の身元を特定するのは難しい」と判断したうえ、初犯であることなどを考慮して執行猶予を言い渡した。

(c)news1

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