![](https://koreawave.jp/wp-content/uploads/2025/02/帰宅途中の交通事故で脳死…韓国男性、勤務先の病院で臓器提供、6人に「新たな命」.jpg)
勤務を終え帰宅途中に交通事故に遭い、脳死状態となった韓国のチョ・ソクウォンさん(31)が、自身が働いていた病院で6人に臓器を提供し、世を去った。韓国臓器組織移植院は6日発表した。
チョさんは昨年12月13日、病院勤務を終えて帰宅途中に交通事故に遭い、脳死状態となった。家族の同意のもと、昨年12月20日、勤務先である原州大学校病院で心臓、肝臓(分割)、肺、両側の腎臓を提供した。
チョさんは全羅北道群山(クンサン)出身で、2男1女の次男として生まれた。一卵性双生児の兄弟を持ち、幼いころからアルバイトをしながら自身の生活を支え、将来に備えて努力する誠実な青年だったという。
かつてはプロゲーマーを夢見ていたが、競技タイトルの市場が縮小し、進路を変更。大学で放射線技術を学び、卒業後は原州大学病院の放射線科で勤務していた。
原州大学病院は、チョさんの貢献を称え、命の分かち合いに感謝の意を表するため、臓器提供者の追悼式を営んだ。
(c)news1