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韓国政府の各省庁に続き、地方自治体も中国の生成AIサービス「ディープシーク(Deepseek)」への接続を遮断している。個人情報流出やセキュリティ問題が懸念され、遮断措置が相次いでいる状況だ。
ソウル市は6日午後4時からディープシークへのアクセスを遮断した。この措置は一時的なもので、安全性が確認されるまで継続する方針だ。
仁川市も行政安全省と国家情報院からのセキュリティに関する通達を受け、内部協議の結果、ディープシークの遮断を決定した。同市は午後1時30分をもって、インターネットに接続されたPCからディープシークへのアクセスを遮断した。ただし、ChatGPTなど他の生成AIサービスの利用は制限しなかった。
京畿道も同日、情報セキュリティ担当チームが職員の業務用PCでディープシークへのアクセスを制限した。道の関係者は「実際の被害は発生していないが、ディープシークのセキュリティが未検証であるという懸念があり、予防措置を取った」と説明した。
政府機関では5日、産業通商資源省がディープシークへのアクセスを遮断し、外務省と国防省も同様の措置を取った。韓国水力原子力(KHNP)や韓国電力公社の子会社・韓電KPSも、社内の業務用PCでディープシークの利用を禁止した。
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