韓国京畿道で珍しい「逆つらら」が確認され、話題を集めている。逆つららとは、通常のつららとは異なり、地面から上へ向かって成長する氷柱のことを指す。
京畿道のある山のふもとに位置する廃トンネル内で逆つららが発見された。このトンネルは、日本統治時代に建設が進められていたが、日本の統治からの解放後に工事が中断された。その後、朝鮮戦争(1950~1953年)時には、北朝鮮軍の弾薬庫として使用され、米軍の爆撃を受けた。
この爆撃の影響でトンネル上部に亀裂が入り、そこから水が滴るようになった。そして、寒波の影響で滴った水が地面で凍結し、下から上へと伸びる逆つららが形成された。
6日の付近の最低気温はマイナス16度を記録し、厳しい寒さの中で逆つららが壮観な景色を作り出していた。
逆つららは、例年12月下旬から2月ごろにかけて見られる。ただし、このトンネルは廃墟であり、安全上の理由から内部への立ち入りは禁止されている。興味本位で近づくと崩落などの危険が伴うため、注意が必要だ。
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