恋人を暴行した罪で服役していた韓国のボディービルダー、ファン・チョルスン氏がこのほどソウル拘置所を出所した。服役を振り返る動画の中で、ファン・チョルスン氏は同じ場所に収監されているユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領について触れ、「一人の人間として健康を損なわないことを願っている」と述べた。
ファン・チョルスン氏は2023年10月16日、全羅南道麗水で、恋人の顔や頭を拳で20回以上殴り、顔を蹴るなどの暴行を加えたなどの罪で懲役9カ月の判決を受け、ソウル拘置所に服役していた。
1月30日、自身のYouTubeチャンネルに「出所しました」というタイトルで8分41秒の動画を公開し、「以前は足を組むことができなかったが、今では自然にできるようになり、足首にタコができた。バーベルを握っていた手のタコは消えた」「長時間話さない生活が続き、人の名前や単語が思い出せない記憶力低下の症状が出ている。遠くを見ることが減り、視力も落ちた」などと振り返った。
そのうえで、内乱罪で収監されているユン大統領について言及し「最近、すぐ下の部屋に偉い方が入ってきて、ソウル拘置所の前は騒然としている。罪の有無はともかく、一人の人間として健康を損なわないことを願っている」と語った。
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