2025 年 2月 4日 (火)
ホーム特集SDGs~韓国の取り組み韓国・来年からペットボトルのラベルを廃止…業界、環境配慮へ本格転換

韓国・来年からペットボトルのラベルを廃止…業界、環境配慮へ本格転換

ロッテ七星飲料提供(c)MONEYTODAY

韓国で来年1月からペットボトルのラベルが廃止される規制が導入される。飲料業界はラベルを取り除き、製品情報をQRコードで確認できる体制への移行を急いでいる。

環境省は「飲用天然水の基準および規格・表示基準」を導入し、飲用水ボトルのビニールラベルを廃止する方針を発表した。この規制により、ラベルの使用が制限され、採水地や消費期限などの情報はQRコードで確認する形となる。

これまで多くの生水業者は、商品の束を包む外装ビニールやキャップにビニールを巻く形で製品情報を表示してきた。しかし、規制の導入が目前に迫り、各社はラベルを完全に廃止する方向に進んでいる。

国内シェア1位を誇る「済州三多水」は、2023年9月に業界初となるQRコードをキャップに導入。現在、無ラベル製品の生産比率は65%に達し、2026年には全面無ラベル化を目指している。

ロッテ七星飲料も環境省の指針に従い、QRコードの導入を検討しており、2020年に業界初の無ラベル製品「アイシス8.0 ECO」を発売。昨年の販売データでは、全体の約60%が無ラベル製品となり、182トンのプラスチック削減に成功したという。

農心の「白山水」も無ラベル製品を展開中で、QRコードの導入を準備している。同社は2021年に無ラベル製品を発売したが、現在はセット販売に限定している。

(c)MONEYTODAY

RELATED ARTICLES

Most Popular