「今回の連休は長かったので、出勤が余計につらいですね。しかも、今週いっぱい休んでいる人も多く、相対的剥奪感まで感じます」
旧正月連休が終わった31日朝、ソウル汝矣島(ヨイド)近くのオフィスへ向かっていた32歳会社員はこう話しながら「もう退勤したい」とため息をついた。
旧正月の6連休が終わり、日常に戻った市民の間では「名節後遺症」を訴える声が相次いでいる。臨時公休日の指定により最長6日間の休みを満喫したものの、再び通勤の波に飲み込まれた会社員らは、疲労感や無気力感に悩まされているようだ。
28歳会社員は「連休中に昼夜逆転してしまったのに、朝早く出勤するのがつらすぎる」とこぼした。「休んでいるときは全然平気だったのに、今朝起きたら頭が重くて仕方がない」と、疲れ切った様子だった。
特に31日(金)まで休みを取った企業も多かったため、出勤した会社員の中には「相対的剥奪感」を覚えた人も少なくなかった。
ソウル地下鉄9号線で通勤する29歳会社員は「普段は満員電車なのに、今日はガラガラで座れる席もあった」と驚いた。「みんな今日まで休んでいるか、在宅勤務なのかもしれませんね」と、どこか寂しそうに語った。
また、城南市の盆唐(ブンダン)方面へ通勤する29歳会社員も「朝の電車がこんなに空いているのを見て、まるで自分だけ出勤しているような気がして、なんだか悲しくなった」と話した。
年末から続く非常戒厳・弾劾問題による社会の混乱も影響し、今回の連休は例年以上に「待ちに待った休み」として感じられた人が多かった。
29歳の会社員は「非常戒厳が宣布されてから、週末は抗議デモに参加していたので、しっかり休める日が少なかった」と語る。「デモの後にインフルエンザにかかり、体調がずっと優れなかった。連休だけを楽しみに頑張ってきたのに、もう終わってしまった」と落胆した様子だった。「これからしばらく祝日もないので、大変です」とため息をついた。
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