2025 年 1月 19日 (日)
ホーム社会ソウルのドッグラン「満足度は90%以上」…でも「一部の飼い主、排泄物片づけない」23%

ソウルのドッグラン「満足度は90%以上」…でも「一部の飼い主、排泄物片づけない」23%

ソウル市ワールドカップ公園のドッグランで遊ぶ犬(c)news1

ソウル市が運営するドッグランの利用者満足度は90%以上に達する一方、約40%の利用者が飼い主の管理不足を指摘し、ペットマナー(ペットエチケット)の重要性が浮き彫りとなっている。

ドッグランは、犬がリードを外して自由に走り回れる専用スペースとして運営されている。ソウル市が昨年11月、ソウル市内4カ所(子ども大公園、ワールドカップ公園、ボラメ公園、メホン市民の森)の利用者151人を対象に実施した調査によると、43%が「一部の飼い主が犬の管理を怠っている」と回答した。

利用者からは、ドッグランでの餌やりや犬同士のトラブルへの適切な対応ができていないといった管理不足の指摘があった。また、約23%が「一部の飼い主が犬の排泄物を片づけない」と答えており、これが原因で飼い主間のトラブルが発生するケースもある。

ソウル市は「犬が突然集まる環境において、飼い主が犬の予期しない行動をどう管理すれば良いかわからない場合がある」とし、利用規則の周知やペットマナーの促進が必要だと述べた。また、ドッグラン管理者による規則案内やペットマナーに関する情報を表示するモニターの設置も検討しているという。

ドッグランの施設自体には高い満足度が寄せられた。利用者の91%が施設に満足と回答し「非常に満足」と答えた割合(50%)は前年(30%)より20ポイント増加した。

また、ドッグランの利用を通じて犬の行動が改善されたとする声もあった。改善内容としては、攻撃性の減少(15%)、吠える頻度の減少(11%)、分離不安症の軽減(11%)が挙げられた。

現在、自治体が運営する施設を含めると、ソウル市内には16カ所のドッグランがある。ソウル市は、今年中に自治体1カ所に新たドッグランを設置する計画を進めている。

(c)news1

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