2025 年 1月 19日 (日)
ホーム社会除隊・大学中退、市内バス運転手に…韓国28歳青年の転身「待遇よし。悔いはない」

除隊・大学中退、市内バス運転手に…韓国28歳青年の転身「待遇よし。悔いはない」

ソ・ギウォンさん=ユーチューブキャプチャー(c)MONEYTODAY

28歳という若さで市内バスの運転手として働く韓国の青年、ソ・ギウォンさんのエピソードが注目を集めている。ソ・ギウォンさんの選択は一部の人々に驚きを与え、また励ましを提供している。

ソ・ギウォンさんは20代前半で兵役を終えた後、大学を中退した。高額な学費を払ってまで大学に通う価値を感じられなかったという。その後、アルバイトを転々としていたソ・ギウォンさんに転機が訪れたのは、父親の「バス運転手をやってみたらどうか」という助言だった。

当初、バス運転手に対して否定的なイメージを持っていたソ・ギウォンさんだったが、調べてみると、それが古い偏見であることに気づいた。「今では親切な運転手も多く、給料も悪くない」。ソ・ギウォンさんは、すぐに大型免許とバス運転従事者資格証を取得した。その後、エバーランド動物園のシャトルバス運転手として1年間の経験を積み、2年前に市内バス運転手として就職した。

ソ・ギウォンさんが語るバス運転手の魅力の一つは「労働の負荷に比べて給与が高い」ことだ。初任給は税後約270万~275万ウォン(約28万8900円~29万4250円)から始まり、6カ月後には300万~310万ウォン(約32万1000円~33万1700円)に、2年目以降には400万ウォン以上(約42万8000円以上)になるという。さらに、祝日に勤務した場合には特勤手当がつき、月給は430万~450万ウォン(約46万10円~48万1500円)に達することもあるそうだ。ただし、給与の上昇幅は2年目以降、年5万~6万ウォン程度(約5350円~6420円程度)に留まると補足している。

ソ・ギウォンさんの決断に対して、一部の大人たちは「若い時にはもっと挑戦するべきだ」「年齢を重ねてからでも遅くない」と反対したという。しかしソ・ギウォンさん自身は「一度も後悔したことはない」と断言する。父親の助言が道しるべとなり、自分の適性と趣味に合った職業に就くことができたことに感謝しているという。

(c)MONEYTODAY

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